大阪なおみ、全仏オープンをなぜ棄権した?理由にはうつの過去も

時事

大阪なおみさんが2021年5月31日にテニスの4大大会第2戦、全仏オープンから棄権を表明しました。

5月30日には会見拒否の意向を示しており、同日1回戦を勝利した後はコート上でのインタビューには応じましたが、予告した通り会見を拒否したようです。

その翌日の出来事だったため、だれしもこのことを驚いたと思います。

当の筆者についても大阪なおみさんの急な棄権には驚きました。

大阪さん、2018年の全米オープン以降うつに苦しんでいた過去もあると告白があったようです。

今回は、大阪なおみさんの会見拒否・棄権の理由や、今回の行動に関するほかのプロ選手の考えも見ていきたいと思います。

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大阪なおみ選手が全仏オープンを棄権した理由、会見拒否などの騒動について

会見拒否を示した、大阪なおみさん。

5月30日の1回戦を勝ち抜いた後は、コート上でのインタビューには応じましたが、予告した通り会見を拒否しました。

大会主催者はこの行為に対して、同30日大坂なおみ選手に対し1万5000ドル(約165万円)の罰金を科しました。

さらに、4大大会の主催者は連名で声明文を発表し、会見拒否が続けば全仏の失格他の4大大会での出場停止を警告する異例の事態となっていました。

翌31日に全仏オープンを棄権しました。

なぜ、大阪なおみさんは会見拒否を理由に全仏オープンを棄権したのか。

冒頭でも記載しましたが2018年の全米オープン時代からうつに苦しんでいる過去と密接に関係しているのではないかと思います。

うつになると些細な言葉で突然イラついたり、漠然とした不安を感じたりととても精神的に不安定になるといわれています。

そんなうつ状態でも、大阪さんが大会に出て注目されるにつれて、記者会見でも心無いインタビューがされる場合があり、メンタルヘルスが行き届かない場面が増えていったのではないかと考えます。

5月31日にご自身のtwitterでも以下の通りメッセージを投稿していました。

2018年の全米オープン以降、長い間うつに苦しんでおり、その対処に本当に悩まされてきたというのが真実です。
私を知る人は誰でも私が内向的だと知っています。大会で私がヘッドホンをしているのに気づいた人もいると思いますが、それは不安を和らげるのに役立つからです。

テニスの記者の皆さんはいつも私に親切でした(特に私が傷つけてしまったかもしれないすべての素晴らしい記者に謝罪したいです)。
ただ、私は人前で話すのが苦手で、世界のメディアに向かって話す前には大きな不安の波に襲われます。本当に緊張しますし、出席して、自分にできる限りの答えを出そうとすることが、いつも大きなストレスになっています。

ここパリでは、すでに弱気になり、不安を感じていたので、自分を大事にするために記者会見するのはやめた方がいいと思いました。それを先に発表したのは、(記者会見の)ルールにかなり時代遅れな部分があると感じていて、それを強調したかったからです。大会主催者には個人的に謝罪の手紙を出し、大会中は大変なので、大会後に話ができたらうれしいと伝えました。

引用元:本人のtwitter日本語訳より(Yahoo!ニュースより一部引用)

人前で話すのが苦手で、世界のメディアに向かって話すのは不安の波に襲われていたとか。

いつも、とてつもないプレッシャーの中で大阪さんが頑張り続けていたことがわかりますね。

今回の全仏オープンでは「すでに弱気になり、不安を感じていた」とのことでなにやらメンタル的に無理だったのではないかと思います。

会見拒否について、他のトップ選手からの考えは?

錦織圭選手の意見
「理解はできるが、大会のプロモーションの一環として選手がやらなければいけないことの一つだと思う。彼女が本当に(心を)病んでいて、罰金を払ってでも(拒否)しなければいけないことだと判断したのなら尊重すべき」

・ノバクジョコビッチ選手
「おそらく彼女には彼女なりの理由があるんだろう。彼女の意見をどう考えたらいいか正直わからないんだ。時に会見は不快なものになり得るのはわかる。でも(記者会見は)競技の一部でありツアー生活の一部だ

あくまでの、「仕事の一環」と考える人がプロプレイヤー多いようです。

大阪なおみ選手が全仏オープンを棄権した理由、会見拒否などについての筆者の考え

色々見て筆者が感じたことは以下2つでした。

・大阪なおみ選手はうつ状態で、仕事(テニス)を頑張っていた

・記者会見はあくまでも仕事と認識するプロプレイヤーが多い

これは、一般の社会でも同様のことが言えますが、無理しちゃあかんのではないかと思います。

記者会見拒否騒動については、「会見も仕事のうち」と考える意見もわかりますが、世の中の会社で「お前は鬱だけど仕事だから頑張れ。」っていうところはブラック企業の考えだと思います。

健全なメンタルを持っている人は「会見も仕事のうち」という考えが当然のように受け入れられることは解りますが、大阪選手のような不安定な状態での会見(仕事)というのはとても精神的につらいものだったのではないかと思います。

こういったデリケートな問題は本人の今後の人生を左右しかねないほどのショックを受ける可能性があるので、今回はそーっとしておいて。

元気になって帰ってきた大阪選手をまた応援したいと考えます。

今はメンタルの療養を優先していただきたいと考えます。

大阪なおみさん会見拒否・棄権騒動についてのまとめ

  1. 大阪なおみ選手が全仏オープンを棄権した理由、会見拒否などの騒動について
  2. 会見拒否について、他のトップ選手からの考えは?
  3. 大阪なおみ選手が全仏オープンを棄権した理由、会見拒否などについての筆者の考え

いかがでしたか?

大阪なおみ選手がなぜ全仏オープンを棄権したのか。

記者会見を拒否したのか。

記者会見に対するほかの選手の見解などを紹介しました。

大阪選手には、早く元気になってまたコートに戻ってきてもらえると嬉しいですね・・!!

また、今回の騒動でほかのプロテニスプレイヤーが「やはりプロ意識高く」プロとしてテニスをしていることに「さすがだなぁ・・」と感じた筆者でした。

それでは!
今後もおすすめのスポットをご紹介していこうと思いますので、別の記事も楽しみにしていてください!

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